あなたの肌悩みは何ですか?
人によって肌悩みは様々ですが、自分の肌質を知って対策できている人は少ないと思います。
テカリ・ベタつきが気になる・乾燥していつも肌がかゆくて痛い・ニキビがなかなか治らない… 常に悩みが付きまとうので辛いですよね!
肌悩みを改善するためには、まず自分の肌質を知ることが重要です。
様々な悩みがある中で、元々の肌質を知る事が肌悩み改善のカギになります。
自分は一体どの肌質なのか、自分の肌質をしっかり把握して、正しいスキンケアで清潔・健康な肌になる為にここでしっかり確認しておきましょう!
肌の基本

肌は、下記のように細胞の層で構成されていて、定期的に生まれ変わっています。

肌は、基底層という肌の細胞が生まれるところから、細胞がどんどん上に押し上げられ、肌表面に行きつき最後に垢となって剥がれ落ちます。
このサイクルをターンオーバーと言い、細胞が生まれてから剥がれ落ちるまで約28日(約1月)かかります。
この肌サイクルが乱れ、肌のバリア機能が損なわれると様々な肌トラブルを招く原因になります。

また、肌質によって必要なスキンケアが変わるため、自分の肌状態はどれに当てはまるのか知ることが重要になります。
肌質の種類

肌質には以下の4つがあります。
- 普通肌
- 乾燥肌
- 脂性肌
- 混合肌
自分の肌はどのタイプになるのかで、肌悩みへの対策が違ってきます!
❶普通肌
普通肌とは、肌の水分・皮脂量のバランス・バリア機能が保たれていて、外的刺激の影響を受けにくい健康的な肌のことを指します。
ニキビやかさつきなどの肌トラブルも起きにくく、季節の変化にも強い肌で、
まさに理想の肌質です。
この肌質が基準となり、その他の肌質に分類されます。
❷乾燥肌
乾燥肌とは、肌の水分量の低下によりバリア機能が乱れ、肌がチクチクしたりつっぱり感や赤みを帯びた状態のことを指します。
これにより、過剰な皮脂分泌を招くことにもなります。
乾燥肌を引き起こす原因
乾燥肌は、スキンケア不足による水分量の低下・日焼け・肌への摩擦によりキメが乱れ、水分が抜けてやすくなっていることが原因と考えられます。
- 肌がカサカサする
- つっぱる
- チクチクしてかゆい
- 粉を吹く
- 皮脂が多くベタベタもする
乾燥肌の対策
乾燥肌の方は、保湿力の高い化粧品を使用し、乾燥の原因にもなる紫外線から肌を守るために、日焼け止めもしっかり使用しましょう。
また、必要な皮脂を落とさないために洗顔料を洗浄力の弱いものにし、洗顔後はすぐ化粧水をたっぷり使用しましょう。
❸脂性肌
脂性肌の方は、皮脂の分泌が過剰になり、常に顔全体テカっていて、ベタついている状態です。
を引き起こす原因 脂性肌
肌の水分量が低下し乾燥を引きおすことにより起こります。
その為、乾燥肌と脂性肌は似たようなもので、男性の場合はスキンケアがしっかりしていないことで乾燥していることが大きな原因にもなります。
また洗浄力の強い洗顔料を使っていることも原因になります。
男性の場合、ホルモンの関係で皮脂分泌が多いため、ベタつき肌に悩む方が多いのはこのためです。
男性ホルモン:皮脂腺の機能を活発にする
女性ホルモン:皮脂分泌を抑制する
- 常に顔全体がテカっている
- ベタつき
- ニキビができやすい
- 毛穴が開いて目立ちやすい
健康的な肌は、水分量と皮脂量のバランスが良く乾燥やテカリのない肌に保たれていますが、そのバランスが崩れることで皮脂分泌が過剰になってしまいます。
脂性肌の対策
脂性肌は、皮脂を汚とそうと洗顔を必要以上に行ってしまうことも原因となるので、洗顔は最低限に控え、洗顔後の保湿をしっかり行ってください。
また、脂取り紙の使用もおすすめできません。
脂取り紙は必要な脂も吸収してしまうので、取ればとるほど更に皮脂は分泌されてしまい、逆効果になってしまいます。
過剰に使用しないようにし、日焼け止めでの紫外線対策をしっかり行ってください。
❹混合肌
混合肌とは、皮脂分泌が過剰で部分的に乾燥している乾燥肌と脂性肌が混在している肌を指し、日本人に多いと言われています。
混合肌を引き起こす原因
上記の乾燥肌と混合肌の原因が混在したもの。
- Tゾーン(鼻・おでこ)はテカっているのに、Uゾーン(口周り)・目元は乾燥している
- 洗顔後、顔の部位によってツッパリを感じる
- 季節によって肌質がころころ変わる
混合肌の対策
混合肌は、部位によって肌質が違いますが、主な原因は乾燥が引き起こしているので、しっかり保湿をし、日焼け止めの活用をしましょう。また季節によって肌質が変化しやすいので、その時の肌質に合わせてスキンケアを使い分ける必要があります。
敏感肌とは?
上記肌タイプに分類されてはいませんが、誰でもなりうる敏感肌もあります。
季節の変わり目やアレルギー、ストレスなどでも起こりうる肌状態で、以下のような特徴があります。
敏感肌
敏感肌とは、化粧品や洗顔料・紫外線などの外的刺激に対して敏感な肌状態のことを指します。
肌のバリア機能が乱れ、肌表面の細胞が未熟な状態にあったり、一時的に刺激に過敏になっている状態です。
外的刺激などのダメージを受けやいデリケートな状態と言えます。
敏感肌を引き起こす原因
敏感肌の原因は、日々の間違ったスキンケアや乾燥の悪化・ストレス・季節の変わり目などによりターンオーバーサイクルの乱れを起こし、肌のバリア機能が損なわれている状態です。
正常な周期よりも早く細胞が肌表面に出てくるため、細胞が未熟のままで肌自体のバリア機能が低下し、常に肌トラブルを抱えた状態になります。
- 乾燥しやすい
- かゆみが出やすい
- かぶれやすい
- ヒリヒリする
- 赤みがある
- 粉を吹くほど乾燥しているのにニキビができる
健康的な肌は肌の水分量が充分にあり、それによってキメが整い外的刺激の影響を受けにくくなっています。
これとは逆に、敏感肌の方は肌の水分量が少なくキメが乱れているので、外的刺激の影響を受けやすく肌状態が悪化してしまいます。
敏感肌の対策
敏感肌の方はスキンケア法を見直し、肌に余計な刺激を与えず、しっかりと保湿・紫外線対策をする必要があります。
充分な保湿で肌のバリア機能を維持し、外的刺激から肌を守りましょう。
化粧水なども敏感肌用の低刺激のものを使用するなど、肌状態に合わせたスキンケアの見直しが必要です。
肌タイプは一生変わらない?!
あなたはどの肌タイプに当てはまりましたか?
あなたが当てはまった肌タイプが一生あなたの肌悩みとは限りません。
肌は、ストレスや季節の変わり目などでも変化しやすく、ずっと変わらないということはないんです。
季節の変化やストレスなどで肌状態は変化し、都度スキンケアでは注意が必要です。
と言っても、毎日スキンケアを変えなければならないというわけではなく、季節や環境の大きな変化に対応していればいいので、難しいことではないんです。
毎日スキンケアをしていると、肌の変化に自分でも簡単に気づくようになるので、その時はまた肌タイプのチェックをし、必要なスキンケア対策を行うようにしましょう!
肌悩みと原因・対策まとめ
肌の悩みは、自分の肌タイプが分かれば解決法は沢山あります。
肌質によって様々な肌トラブル・対策がありますが、大きく共通しているのは水分と油分のバランスです。
どんな肌質でも、この2つのバランスが保たれていれば大きな肌トラブルは起こりにくく、肌も健康で清潔な状態でいられるわけです。
その為、現在の肌質を水分と油分のバランスの良い肌に保つためには、肌質に合わせたスキンケア対策が必要になってきます。
他には、食生活や生活環境の原因もありますが、スキンケアの観点では以上のような対策で肌悩みを改善する方法が挙げられますが、しっかり肌タイプを把握した上で、日々のスキンケアに取り組むことが大切ですね!
